脱毛の前日・当日・後のお酒はいつまで控える?理由とサロンの案内まとめ

「明日は脱毛の予約。でも今夜は飲み会……」「脱毛した日の夜、ビール1杯くらいなら大丈夫?」。脱毛に通っていると、お酒の予定と施術日が重なることは珍しくありません。サロンやクリニックで「前後の飲酒は控えてください」と言われても、いつからいつまでなのか、なぜダメなのかまでは聞きそびれてしまいがちです。
実は、飲酒を控える期間の案内は施設によって少しずつ違います。「前後1日」とするクリニックもあれば、「前後6時間以内」とするサロンもあります。この記事では、実際にサロン・クリニックが公式サイトで案内している内容を並べて比べ、脱毛の前日・当日・施術後にお酒を控える目安と、その理由を整理します。
あわせて、エステの光脱毛と医療脱毛の違い、お風呂やサウナなどお酒以外に控えたいこと、うっかり飲んでしまったときの対応、飲み会の予定との組み方までまとめました。最終的な判断は、通っているサロン・クリニックの指示を優先してください。
この記事の結論
- この記事で公式案内を確認した5件(エステサロン1件・医療クリニック4件)は、いずれも施術当日(施術前)と施術後の当日の飲酒を控えるよう案内しています。クリニックでは「前後1日」とするところが目立ちます。
- 前日の飲酒は「可能だが過度な飲酒は控える」とする施設がある一方、「前夜も控えて」とすすめるところもあります。二日酔いなど体調が悪いと、施術を断られることがあります。
- 控える理由として各施設が挙げているのは、血行がよくなり体温が上がることで、施術後の赤み・かゆみ・湿疹などが出やすくなること、痛みを感じやすくなること、肌の乾燥です。
- 施術当日は、お酒に加えて湯船・サウナ・激しい運動も控え、シャワーで済ませる案内が一般的。日焼けは施術期間を通して避けます。
- 飲んでしまったら隠さずにサロン・クリニックへ連絡し、予約変更などの指示に従うのが基本です。
サロン・クリニックの案内を比較:お酒はいつからいつまで控える?
まずは、サロン・クリニックが公式サイトで実際にどう案内しているかを見てみましょう。以下は2026年10月時点で各施設の公式サイト(よくある質問・コラム)に掲載されている内容をまとめたものです。
| 施設(種類) | 施術前 | 施術後 | 挙げている理由 |
|---|---|---|---|
| ミュゼプラチナム(エステの光脱毛) | お手入れの前後6時間以内は控える。脱毛前夜の飲酒も控えるようすすめている | 前後6時間以内は控える。余裕をもって12時間は飲まないほうがよい、脱毛後の夜も控えるようすすめている | 血行がよくなり体温が上がり、赤み・かゆみや湿疹が出ることがある/肌の乾燥/痛みを強く感じることがある |
| リゼクリニック(医療脱毛) | 「脱毛前後1日の飲酒はお控えください」 | 照射後に肌の赤みや湿疹が出る可能性がある | |
| レジーナクリニック(医療脱毛) | 前日は可能だが過度な飲酒は控える。当日の施術前はやめる | 当日の飲酒は可能だが、過度な飲酒は控える | 痛みを感じやすくなる/炎症(赤み・ヒリつき)が出たり長引いたりする/利尿作用による乾燥 |
| ゴリラクリニック(医療脱毛・男性向け) | (記載なし) | 照射当日は控える | 照射後に肌の赤みが出ることがある |
| 湘南美容クリニックの脱毛コラム(医療機関による解説) | 「脱毛の前後1日」とする施設が多く、「最低12時間以上」とする施設もある。何時間空ければ大丈夫とは断言しにくい | 血行がよくなり体温が上がることで、肌トラブルや痛み・赤みが長引くなどのリスク | |
並べてみると、案内の幅は「施術前後6時間」から「前後1日」まであります。ただ、施術当日の施術前と、施術後の当日はどの施設もほぼ共通して控える対象になっていることがわかります。迷ったときは、「前日の夜は控えめに、当日は施術の前も後も飲まない、翌日以降に肌が落ち着いていれば普段どおり」という線で考え、そのうえで自分が通う施設の案内を確認するのが現実的です。
なぜ脱毛の前後にお酒を控えるの?
光脱毛もレーザー脱毛も、毛の黒い色素に光を反応させて熱を生じさせる仕組みです。施術直後の肌は、その熱の影響で軽い赤みやほてりが出やすい状態になっています。そこにお酒が加わると何が起きるのか、各施設の説明をまとめると次の3つです。
1. 血行がよくなり、赤み・かゆみが出やすくなる
最も多く挙げられている理由です。ミュゼプラチナムは「飲酒をすると、全身の血行が良くなるため体温が上がり、肌に赤み・かゆみや、刺激により湿疹が出ることがあります」と説明しています。レジーナクリニックも、照射後に血行がよくなると、炎症(赤みやヒリつき)が出てきたり、強くなったり長引いたりすることがあるとしています。
2. 痛みを感じやすくなる
施術前の飲酒については、「痛みを感じやすくなる」という説明が複数の施設で見られます。ミュゼプラチナムは、痛みが強いと出力を下げることになり、結果として施術の満足度にも関わる可能性があると説明しています。また、二日酔いなど体調がすぐれない状態では、照射そのものを断られることがあります(レジーナクリニック)。
3. 利尿作用で肌が乾燥しやすくなる
お酒を飲むとトイレが近くなり、体の水分が出ていきやすくなります。ミュゼプラチナムやレジーナクリニックは、これによって肌が乾燥し、お手入れしにくくなったり肌トラブルが起きやすくなったりすると説明しています。脱毛の前後は保湿が基本なので、乾燥を招く要素はなるべく減らしたいところです。
アルコールが抜けるまでの時間には個人差がある
「何時間空ければ大丈夫」と言い切りにくいのは、アルコールの分解の速さに個人差があるためです。厚生労働省の生活習慣病予防のための健康情報サイト「e-ヘルスネット」は、一般に若年者・女性・高齢者・飲酒後に顔が赤くなるタイプの人はアルコールの分解が遅く、血中濃度が下がりにくいと説明しています(e-ヘルスネット「急性アルコール中毒」)。前の晩に飲みすぎると、翌日の施術時間までお酒が残っていることも十分ありえます。
エステの光脱毛と医療脱毛の違い:案内が違うこともある
脱毛には、エステサロンで受ける「光脱毛」と、医療機関(クリニック)で受ける「医療レーザー脱毛」があります。両者は法律上の位置づけが違います。
エステサロンの光脱毛
国民生活センターによれば、エステでできるのは「光を照射すること等による一時的な除毛・減毛など、医行為に該当しない範囲の施術」のみです。そのため、エステの脱毛は「永久脱毛」をうたうことはできません。施術はエステティシャンが行います。
医療機関の医療脱毛
厚生労働省の通知では、機器が医療用かどうかを問わず、レーザー光線などを毛根部分に照射して毛乳頭や皮脂腺開口部などを破壊する行為は「医行為」とされ、医療機関でしか行えません。トラブルが起きたときに、その場で医師の診察を受けられるのも特徴です。
出典:国民生活センター「なくならない脱毛施術による危害」(2017年5月11日公表)。同資料は、エステの施術は医療機関に比べて脱毛効果は低く、皮膚への影響は小さいと考えられるとしたうえで、両者の違いをよく理解して選ぶよう呼びかけています。
上の比較表でも、エステサロンのミュゼプラチナムは「前後6時間以内」、医療機関の多くは「前後1日」や「当日」と、目安の決め方に違いがありました。施術の出力や、肌トラブルが起きたときの対応の仕組みが違う以上、案内が施設ごとに異なるのは自然なことです。ほかのサロンやクリニックの基準ではなく、自分が通う施設の案内に合わせるのが基本です。
タイミング別:脱毛前日・当日・施術後に控えたいこと
お酒以外にも、脱毛の前後に控えるよう案内されることがいくつかあります。共通する考え方は「体温を上げて血行を促すこと」と「肌に刺激を与えること」を避ける、です。複数の施設の案内をもとに、タイミング別にまとめました。
| タイミング | お酒 | そのほか控えたいこと・やっておきたいこと |
|---|---|---|
| 前日 | 飲むなら控えめに(前夜も控えるようすすめる施設もある)。二日酔いは避ける | 施術部位のシェービング(施設の指示に従う)/しっかり保湿/夜更かしを避ける |
| 当日・施術前 | 飲まない(どの施設でもほぼ共通) | 日焼けした状態で行かない/体調がすぐれなければ早めに連絡 |
| 施術後の当日 | 控える(「当日は可、ただし過度は不可」とする施設もある) | 湯船・サウナ・激しい運動を避け、シャワーで済ませる/施術部位をこすらない/保湿 |
| 翌日〜 | 肌に赤みやかゆみがなければ普段どおりに(「前後1日」とする施設では翌日まで控える) | 赤みが残っていれば長風呂・サウナ・激しい運動は様子を見ながら/保湿と紫外線対策を続ける |
| 施術期間を通して | 飲む日は施術日と重ならないように予定を組む | 日焼けを避ける(日焼け直後は施術できないことがある)/毛抜きで抜かない |
たとえばゴリラクリニックは、照射当日のお酒を控えること、入浴はシャワーのみをすすめること、日焼けや毛抜きを控えること、極度に日焼けした肌には照射できないことを案内しています(ゴリラクリニック「照射前後に関するQ&A」)。
うっかり飲んでしまったら?飲み会の予定との組み方
施術前に飲んでしまった場合
- まずサロン・クリニックに連絡する
ミュゼプラチナムは「脱毛前日や当日に飲酒してしまった場合は、予約日を変更するのが一番」としたうえで、少量なら施術可能とする場合もあるため、事前にサロンに相談するよう案内しています。
- 隠して施術を受けない
同じページで、前日や当日に飲酒したのに申告せずに施術を受けるのは「ご法度」とされています。肌の状態を見て施術してよいかを判断してもらうためにも、正直に伝えましょう。
- 予約変更の期限を確認する
レジーナクリニックのように、予約変更の期限(同院の場合は予約日の2営業日前の20時まで)を過ぎると1回分を消化してしまう施設もあります。飲み会の予定がわかった時点で早めに動くのが安心です。
施術後に飲んでしまった場合
湘南美容クリニックの脱毛コラムは、施術後に飲んでしまったときの対処として、冷やしたタオルで患部を冷やす、水分をとる、できるだけ安静にする、何らかの症状が出たら医師に相談する、を挙げています。レジーナクリニックも、過度な飲酒を避け、肌トラブルが起きたら施術を受けたクリニックに連絡するよう案内しています。
飲み会と脱毛の予定の組み方
- 飲み会が決まったら、その日と前後1日に脱毛の予約が入っていないかを確認する
- 施術日は「飲み会の翌々日以降」か「飲み会の2日以上前」にずらすと、どの施設の基準でも収まりやすい
- どうしても重なる場合は、乾杯はノンアルコールにして「今日は脱毛なので」と伝えてしまう
- 予約変更の期限(何日前の何時までか)を、予約時にメモしておく
- 年末年始や歓送迎会の時期は、あらかじめ施術日を飲み会の少ない週に寄せておく
体の内側のケア:水分・睡眠・飲み物の選び方
脱毛の前後は、お酒や長風呂を控えて肌を落ち着かせる期間です。せっかくなら、この期間を体の内側のコンディションを整えるきっかけにしてみましょう。
水分は「のどが渇く前に、こまめに」
環境省の「健康のため水を飲もう」推進運動では、「のどの渇きは脱水が始まっている証拠であり、渇きを感じる前に水分を摂ることが大事」とし、寝る前・起床時・運動の前後・入浴の前後に水分補給を心がけるよう呼びかけています。また、アルコールや多量のカフェインを含む飲料は水分補給には適さないとしています(環境省「健康のため水を飲もう」推進運動)。
前の節で触れたとおり、各施設はアルコールの利尿作用による肌の乾燥を、飲酒を控える理由のひとつに挙げています。施術の前後は保湿とあわせて、水分をこまめにとることを意識しておくと安心です。
お酒の代わりに飲みたいもの
「夜に何か飲まないと落ち着かない」という人は、お酒の代わりを決めておくと続けやすくなります。
- 水・白湯:いちばんシンプルな水分補給。常温か白湯にすると、冷たい飲み物が苦手な人でも量を飲みやすくなります。
- 麦茶・ルイボスティーなどカフェインの少ないお茶:夜に飲んでも睡眠の妨げになりにくい選択肢です。
- ノンアルコール飲料・炭酸水:飲み会の場で「乾杯だけは合わせたい」ときに。糖分の多いものは量に気をつけましょう。
睡眠は早めに
施術当日は夜更かしを避け、いつもより早めに休みましょう。枕元に水を置いて、起床時に1杯飲むところまでを習慣にすると、水分補給も自然に続きます。
ミネラルは食事摂取基準を目安に、食品から
水分と並んで意識したいのが、普段の食事で必要なミネラルがとれているかどうかです。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、たとえば成人女性(30〜64歳)のマグネシウムの推奨量は1日290mg、カルシウム(18〜74歳)は1日650mgとされています(厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)の策定ポイント」)。わかめやひじきなどの海藻、豆腐や納豆などの大豆製品、ナッツ・ごま、小魚、乳製品を日々の食事に組み込むのが基本です。
飲み物に加えるタイプのミネラル食品もあります(当サイト運営会社の製品についてはこの記事の下で紹介しています)。体の内側のケアの全体像(食事・水分・睡眠・ミネラル)は、「インナーケアとは?エステに通う人が整えたい食事・水分・睡眠・ミネラルの基本」にまとめています。
エスファンで脱毛サロンを探す
脱毛は数か月〜年単位で通うことが多いため、施術日の予定を立てやすいサロンを選ぶことが、お酒の予定と上手に付き合うコツでもあります。サロンを選ぶときは次の点を確認しておきましょう。
- 施術前後の注意事項(飲酒・入浴・日焼けなど)を、カウンセリングで具体的に説明してくれるか
- 予約変更の期限と、期限を過ぎた場合の扱い(1回分消化になるかどうか)が明確か
- 職場や自宅から通いやすく、仕事帰りや週末に予約を取りやすいか
- 「永久脱毛」をうたっていないか(エステでは表示できない言葉です)
エスファンでは、エリアとメニューから脱毛サロンを探して、メニュー内容や料金を比較できます。通いやすいサロンを見つけて、飲み会の予定とかぶらない施術スケジュールを立てましょう。
脱毛サロンを探すエステの料金の目安は、「エステにかかる料金・費用の相場」で種類別にまとめています。
よくある質問
脱毛の前日にお酒を飲んでも大丈夫ですか?
施設によって案内が分かれます。レジーナクリニックのように「前日の飲酒は可能だが過度な飲酒は控える」とするところもあれば、ミュゼプラチナムのように前夜の飲酒も控えるようすすめるところもあります。二日酔いなど体調が悪いと施術を断られることがあるため、飲むとしても控えめにし、通っている施設の案内を確認してください。
脱毛の後、お酒はいつから飲めますか?
この記事で確認した5件(エステサロン1件・医療クリニック4件)は、いずれも施術後の当日の飲酒を控えるよう案内しており、クリニックでは「前後1日」とするところが目立ちます。エステの光脱毛では「前後6時間以内は控え、余裕をもって12時間」と案内するサロンがあります。翌日以降は、赤みやかゆみがなければ普段どおりでよいとする案内が見られますが、通っている施設の指示を優先してください。
脱毛当日の施術前に少しだけ飲んでしまいました。どうすればいいですか?
隠さずにサロン・クリニックへ連絡し、指示に従ってください。予約日を変更するのが基本で、量によっては肌の状態を見て施術可能と判断される場合もあります。申告せずに施術を受けるのは避けましょう。予約変更の期限を過ぎると1回分を消化する施設もあるので、気づいた時点で早めに連絡するのが安心です。
脱毛の後にお酒を飲んでしまい、赤くなってきました。
冷やしたタオルで施術部位を冷やし、水分をとって安静にしましょう。赤み・かゆみ・ヒリつきが強い、なかなか引かない場合は、自己判断で薬を塗らずに施術を受けたサロン・クリニックへ連絡してください。医療脱毛の場合は医師の診察を受けられます。エステでの施術後に症状が続く場合は皮膚科の受診も検討してください。
エステの光脱毛と医療脱毛で、お酒の注意は違いますか?
控える目安の決め方は施設によって違います。エステサロンでは「前後6時間以内」、医療機関では「前後1日」や「照射当日」とする例があります。ただし、施術当日の施術前と施術後の当日は、どちらでもほぼ共通して控える対象です。エステの光脱毛は医行為に該当しない範囲の一時的な除毛・減毛で、「永久脱毛」はうたえません。
まとめ
- 脱毛前後のお酒は、施術当日の施術前と施術後の当日を控えるのがほぼ共通の案内。「前後1日」とする施設も多い。
- 前日は「控えめならよい」とする施設と「前夜も控えて」とする施設がある。二日酔いは施術を断られる原因に。
- 控える理由は、血行がよくなり体温が上がることによる赤み・かゆみ、痛みを感じやすくなること、利尿作用による乾燥。
- 施術当日は湯船・サウナ・激しい運動も避けてシャワーに。日焼けは施術期間を通して避ける。
- 飲んでしまったら隠さずに連絡。飲み会は施術日の前後1日を避けて予定を組む。
- エステの光脱毛と医療脱毛では位置づけも案内も違う。自分が通う施設の指示を優先する。
参考資料
- ミュゼプラチナム「脱毛前後6時間の飲酒はNG?脱毛効果への影響は?」
- リゼクリニック よくある質問「脱毛前後の飲酒は控えるべき?」
- レジーナクリニック「来院前後の飲酒を避けるべき理由」
- ゴリラクリニック「メンズ脱毛 照射前後に関するQ&A」
- 湘南美容クリニック 脱毛コラム「クリニック・サロン脱毛後の飲酒に注意!飲んでしまった場合はどうなる?」
- 国民生活センター「なくならない脱毛施術による危害」(2017年5月11日公表)
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「急性アルコール中毒」
- 環境省「健康のため水を飲もう」推進運動
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)の策定ポイント」(2025年2月)

